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クオリティの高い音楽は存在する

ベートーベンの曲というと

何を想像しますでしょうか。


テレレレレレレレレー


じゃないですか?

エリーゼのために



ピアノ習ったことがある人は

弾いたことがあるはずです

最初の頃に




この最初の頃にというところは

一つみそです。




あの一番有名なメロディは

もちろん曲の一部です。


実は途中やたら難しいメロディがあります。


その部分も弾けて

はじめてエリーゼのためにを全部弾けると言えるでしょう。




しかしピアノやったことない人は

あの最初のメロディが

ベートーベン

エリーゼのためにだと思ってしまいます。



答えはわかりやすいからです。




これは僕らからすると

非常に面白くないことです。


スキル、レベル、クオリティは

深い部分に存在していることが多いからです。




クラシックのオーケストラを見に行く人と

ジャニーズやAKBなどのライブに行く人とは

その人たちが見聞きしているものが

明らかに違います。


僕はここに

好みだけでなく、

わかりやすさと

深みが関係していると思います。




歌手、アイドルのライブは

おそらくわかりやすさをメインに構成しているんじゃないでしょうか。



理由は当然お金が回っているからです。



一方クラシック音楽やオーケストラの楽器演奏者は

深みとクオリティが命でしょう。



ベートーベンのわかりやすい部分は

僕ら知識がない人にでもわかりますが、


実はベートーベンのすごいところは

そこだけではないはずです。

極端に言うと、そこではないはずです。


もっと一般の人にはわからないような音楽、

演奏するには難しすぎる部分

深すぎる音の奏で方。



僕らダンサーはクラシック側です。

深さ、クオリティを総じてレベルとして見ることができ、


意味がわからないようなものが出てきたりしたときに

感動を覚えます。



わかりやすいものには感動を覚えません。



わかりやすいものはつまらなく見えてしまいます。



誰もができるようなものでは

努力しているかいがありません。



今曲探しをしていて、

思ったことがあります。


ダンサーが使う音楽は

わかりやすいものもありますが、


やっぱりクオリティの高い音楽で

踊ってみたいと思うものです。



そういった場合、

ダンスをやっていない人には

わけがわからない音楽だったりします。



しかしそこにはクオリティの高さが感じられることがあるのです



クオリティの高い音楽は存在します。


そういった曲をどんどん発掘していくのが

ダンスの面白さにつながるんじゃないでしょうか。

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